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幻のメール小説が実体化!

「親愛なる」いとうせいこう著


2014年、ひとりひとりに合わせて内容が変わる小説として話題になったあの小説が東京タイプディレクターズクラブによる東京TDC賞の中のRGB賞をいただきました。

この機会に、まだ「親愛なる」を未体験のみなさまにTDCバージョンをお届けしたいと思います。

『親愛なる』は、パーソナライズ小説です。ここで言うパーソナライズというのは、読者ひとりひとりに合わせて小説の細部にアレンジが施された、という意味です。

1997年、「メール配信」のみで発表された『黒やぎさんたら』という幻の小説がありました。メール配信というメディアの特性を活かしてパーソナライズを施した小説です。いまこの小説に『親愛なる』という新たなタイトルをつけ、「紙の本」として緊急出版することとなりました。

紙なのに、一冊一冊内容が違う!

どのようなパーソナライズが施されているのかは、お手元に届いてからのお楽しみとさせてください。いや、そんな大それたことはしてないので、大きな期待はしないでください。1997年当時のメール配信の雰囲気を残したいという思いもありまして、抑え目のパーソナライズになっております。でも、読めばきっと、ドキッとすることがあると思いますよ。


いとうせいこう

いとうせいこうPROFILE

1961年、東京都出身。88年に小説『ノーライフ・キング』でデビュー。執筆活動を続ける一方、宮沢章夫、竹中直人、シティボーイズらと舞台・ライブをこなす。盟友・みうらじゅんとは共作『見仏記』で新たな仏像の鑑賞を発信するなど、常に先の感覚を走り創作し続ける。また、音楽家としてもジャパニーズヒップホップの先駆者として活躍、現在は□□□(クチロロ)での活動も話題に。16年ぶりの新作『想像ラジオ』(河出書房新社)では、第35回野間文芸新人賞を受賞。近著に『存在しない小説』(講談社)がある。また、過去の自選作品集『いとうせいこうレトロスペクティブ』シリーズ(河出書房新社)を発表。

ある日、いとうせいこうの元に届いた謎の長文メール。
そのメールに返信したことから、小説家としての意地をかけた勝負が始まる。
メール内でもうひとつ始まる小説は、韓国を舞台にしたサイバーパンク小説!

挿絵

今回挿絵をお願いしたのは、近藤さくらさん (sakurakondo.com)。
いま注目のアーティストです!

仕様

「親愛なる」は4月3日〜5月末までの期間限定発売です。
ご注文いただいた書籍は、約2週間後のお届けになります。

親愛なる
新書サイズ(W110 × H180mm) / 224ページ / 1900円(税込・送料別)

下記のリンクのフォームからご注文ください。
決済は、クレジットカードのみとなります。

入力された情報を、本のパーソナライズに利用させていただく場合があります。
本の制作が完了した時点で、それらの情報は破棄いたします。
第三者の手によって勝手に利用されることはありませんので、ご安心ください。

・お申し込みを受けてから1冊ずつ作ります。お申し込み後の返品はできません
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皆さん、ありがとうございました。
受付終了いたしました。
また別な形でお会いしましょう!

sincerely yours 
seiko ito